花粉症
2017年04月04日更新 2017年03月16日公開

花粉症と乳酸菌の関係

花粉症対策に、乳酸菌の持つ効果が注目されています。乳酸菌には腸など身体の調子を整える作用に加え、免疫機能にも関わるとされています。こちらでは、花粉症対策におすすめしたい乳酸菌について、ドクター監修の記事でご紹介します。

花粉症対策に、乳酸菌の持つ効果が注目されています。乳酸菌には腸など身体の調子を整える作用に加え、免疫機能にも関わるとされています。また、近年では機能や効果に特徴がある乳酸菌の研究も進んでいます。こちらでは、花粉症対策におすすめしたい乳酸菌についてご紹介します。

乳酸菌で花粉症を改善することができる?

乳酸菌と花粉症の関連性についてご説明します。

花粉症と民間医療の関係

民間医療とは、医療施設以外で指導・行われる医療を指します。近年、民間医療を受ける人は増えていると考えられており、厚生労働省の研究班による調査では、国内のアレルギー性鼻炎患者のうち、2割近くがなんらかの形で民間医療を受けていると報告されています。花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎対策として行われる民間医療の代表的なものとしては、漢方、鼻内洗浄、ツボなどがあげられますが、同報告では近年、特にヨーグルトや乳酸菌剤、アロマ療法を利用する人の増加が顕著であるという結果が出ています。症状の改善に関する科学的な実証は難しいものの、これらの民間療法に効果を感じる人も見受けられます。花粉症の治療は薬の服用などが長期化するケースが多く、安全性や価格の面から民間療法に期待が寄せられています。医療機関で受ける医療行為とあわせて、自分に合った花粉症対策を実践することが、症状と上手に付き合うことにつながるかもしれません。

乳酸菌による花粉症対策

近年、花粉症患者が増加している要因として、アレルギー症状と免疫の関係性が注目されています。この背景のひとつとして、衛生環境がよい現代の日本では、微生物との接触機会が少なくなったことが考えられています。乳酸菌やビフィズス菌などの、よい効果を宿主に与える微生物をとることは腸内細菌によい影響を与えると考えられ、健康におよぼす効果や花粉症対策に期待が寄せられています。

乳酸菌の整腸作用

私たちの腸内にはおよそ300種類もの腸内細菌が存在しています。この中でも善玉菌の一種である乳酸菌には、腸内細菌のバランスを改善し、腸の状態を整える作用があるとされています。また、腸内環境をすこやかに保つことで、免疫刺激や血糖値・血圧の降下などさまざまな作用が期待できます。私たちの身体をすこやかに保つために、乳酸菌の活用がよい効果をもたらしてくれるかもしれません。

新たに発見される乳酸菌による免疫への影響

上述の通り、乳酸菌は腸内環境を整える作用があるとされています。さらに、乳酸菌は腸管内の免疫細胞に作用し、腸のバリア機能の向上にもつながると考えられています。この作用に注目した最新の研究によって、乳酸菌のもたらすさまざまな効果が発表されています。以下にその報告例をご紹介します。

・乳酸菌FK-23株

抗アレルギー作用を持つとされる機能性乳酸菌の一種。

・乳酸菌抽出物LFK

FK-23株に特殊な処理を施したもの。ニキビや赤ら顔への効果、皮膚の色素沈着を抑止する作用があるとされています。

・乳酸菌1073R-1株

抗インフルエンザウイルス活性を示すとされる乳酸菌の一種。インフルエンザワクチンの効力を高めるともいわれています。

・乳酸菌OLL2716株

ピロリ菌の感染抑制に効果があるといわれています。ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍などを引き起こすとされる細菌の一種です。

乳酸菌を多く含む食品は積極的に摂取を

乳酸菌の持つ効果はまだ研究段階であるものの、花粉症の症状の緩和などにつながったとする報告が寄せられており、乳酸菌の持つさまざまな健康効果に期待が集まっています。乳酸菌シロタ株を用いた実験では、花粉症患者を2つのグループに分け、片方に乳酸菌シロタ株を含む飲料を継続的に摂取させ、もう片方に乳酸菌シロタ株を含まない同じ風味の飲料を摂取させました。その結果、乳酸菌シロタ株を摂取したグループの方が、症状が軽度で済んだとされています。このように、乳酸菌を積極的にとり入れる事で、花粉症の症状緩和につながることが期待できるでしょう。

乳酸菌を手軽に!ヨーグルトを続けることのメリット

乳酸菌をとり入れるには、ヨーグルトがおすすめです。

乳酸菌の摂取にはヨーグルトがおすすめ

乳酸菌を含む代表的な食べ物としては、ヨーグルトが知られています。ヨーグルトは牛乳や脱脂粉乳を乳酸菌で発酵させて作られます。消化に負担がかかりにくく、不足しがちなカルシウムなどの栄養素を同時にとることもできます。調理の手間などもなく手軽にとり入れる事ができることから、習慣的に乳酸菌を摂取するにはヨーグルトの活用がおすすめです。

ヨーグルトの研究の成果

各メーカーではさまざまなタイプのヨーグルトの持つ効果・機能について研究されています。上述の乳酸菌シロタ株や乳酸菌1073R-1などとは別に、次のような微生物に関する研究も進んでいます。

・LB81乳酸菌

LB81乳酸菌を含むヨーグルトを継続的に食べる事で、腸内細菌のバランスを改善し、便秘の緩和につながるとされています。

・ビフィズス菌BB536

ビフィズス菌BB536を含むヨーグルトもしくは牛乳を用いた調査で、大腸がんの要因とされる原因菌を減少につながったと発表されています。

その他、近年では海外の研究所と乳酸菌に関する共同研究が行われたり、がんのリスク軽減など新たな効果に関する研究が行われたりと、今後もさまざまな発見が期待されます。

ヨーグルトには、花粉症の緩和をはじめとするさまざまな健康への効果が期待されています。手軽に始められる習慣として、ヨーグルトをとり入れてみましょう。

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