感染症
2017年06月12日更新 2017年03月16日公開

手軽にできる風邪予防!健康維持のためのヨーグルト習慣

1年中かかる病気に風邪(かぜ)があります。大人も子供もかかりやすい病気ですが、予防や対策の方法もさまざまあります。風邪の予防と対策、健康維持の方法として関心の高いヨーグルトの効果について、ドクター監修の記事でお伝えします。

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くしゃみやせき、発熱などの症状をともなう風邪は、感冒(かんぼう)ともいわれます。医学的には「かぜ症候群」といい、上気道(鼻、咽頭、喉頭)の急性炎症のみでなく、最近は下気道(気管、気管支、肺)にまで広がって急性炎症をきたす疾患の総称です[1]。大人も子供もかかりやすい病気のひとつですが、予防することも可能です。風邪の予防法や対策、また、手軽にできる健康維持習慣について、詳しく解説していきます。

風邪(感冒)にかかる原因

風邪は、頭痛や発熱、くしゃみやせきなどの症状が特徴となります。風邪をひく最大の原因は、ウイルスによる飛沫感染と見られています。風邪の症状のひとつであるせきやくしゃみによってウイルスがまき散らされ、それを周囲の人が吸い込むために感染するのです。また、接触感染も感染経路。ウイルスがついている手でドアノブや手すりなどを触り、それを他の人が触れることで感染します。

冬になると風邪をひきやすい理由

気温が下がる冬は、風邪が流行する季節でもあります。冬に風邪をひきやすい理由は、冷たい空気が鼻やのど、気管の粘膜の血管を収縮させるため線毛の働きが鈍るためだと考えられています。線毛とは、塵やホコリ、ウイルスなどを体内に入れないようにするためのフィルターの役割を担っています。鼻粘膜をはじめ、気管の内側にも線毛はびっしりと生えています。線毛の働きが鈍くなると、体内に侵入したウイルスなどを排出しにくくなるため感染してしまいます。また、線毛は水分や栄養不足により免疫力が低下したときにも働きが鈍くなるといわれています。寒さだけでなく、生活状態によっても風邪をひきやすくなるので、注意が必要です。

風邪の予防方法

風邪をひかないためには、予防が大切です。以下の内容を参考に、風邪の予防に努めましょう。

手洗い・うがいを徹底する

風邪の感染経路のひとつは、接触感染です。予防のため、また、感染している人は二次感染を防ぐためにも手洗い・うがいを徹底しましょう。また、くしゃみやせきなどの飛沫感染を防ぐには、マスクの着用も効果的と考えられます。

部屋の湿度を保つ

湿度が低いと、線毛の働きが鈍くなるため、風邪をひくリスクが高まります。体の防御力を高めるためにも、室内の湿度に注意しましょう。目安は湿度50~60%とされています[2]。湿度を保つことは、インフルエンザの予防にも効果が高いとされています。

体調管理に気を配る

体力や免疫力が下がっている状態では、風邪をはじめさまざまな病気にかかるリスクが高まります。日ごろから体調管理に努め、さまざまな病気から身を守りましょう。大事なことは、十分な睡眠をとることと、栄養バランスのとれた食事をすることです。また、ストレスも体に影響を与えます。無理をしすぎないように、自分の体を管理することが大切です。

人混みを避ける

人がたくさん集まっている場所は、風邪などのウイルスが多くいる可能性が高くなります。できるだけ、人混みには近づかないように心がけるようにしましょう。通勤や通学など、避けられない場合も多くあります。そのような場合はマスクを着用したり、手洗い・うがいを徹底したりするなど、できる範囲で予防しましょう。

風邪にならないための体づくり

風邪をひかないためには、風邪をひきにくい体づくりも大切です。以下を参考に、実践してみましょう。

十分な睡眠をとる

睡眠は、体力の回復に必要不可欠です。質のよい睡眠は体力を回復させるだけでなく、心身の安定にも効果があるといわれています。

適度な運動をする

適度な運動は、体の代謝を高め体力をつけるうえで有効だと考えられます。ウォーキングやストレッチなど、無理なくできる範囲で運動をしましょう。適度な運動は体力アップをはじめ、ストレス発散や疲労による自然な睡眠を促すなど、よい効果が期待できます。

なるべく薄着を心がける

厚着をすると、体が気温の変化に対応しにくくなるため、抵抗力の低下につながるといわれています。適度な薄着で、抵抗力を高めましょう。

食事による風邪対策

栄養バランスのとれた食事は、体力や免疫力を高めるうえで効果があると考えられます。食事による風邪対策のポイントは以下になります。

主食はきちんと食べる

ご飯やパン、麺類などの主食は、エネルギー源です。しっかり摂取して、体力を確保しましょう。主食となる炭水化物は、体を温める働きがあります。

タンパク質を摂る

肉や魚などのタンパク質は、免疫物質の素です。タンパク質を摂ることで免疫物質をつくり、免疫力を高めることができます。また、脂肪を燃えやすくさせるため、体を温める働きもあります。

ビタミンを摂る

野菜や果物には、多くのビタミンが含まれています。ビタミンAはのどや鼻の粘膜を保護する働きがあります。また、ビタミンCには免疫力を高める作用があります。

腸内環境を整える

腸内環境を整えると、体の免疫力を高めるうえで効果的とされています。腸内環境を整えるには、乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維がよいといわれています。発酵食品のキムチやヨーグルトには、多くの乳酸菌やビフィズス菌が含まれています。毎日の食事に、積極的に取り入れてみましょう。

体を温めるメニューを摂る

温かい汁物などのメニューは、体の内側から温めることができます。体を温めるメニューとして、冬野菜を使ったスープがおすすめです。冬野菜は、体を温める働きがあるといわれています。

風邪予防や健康維持にヨーグルトがおすすめ

腸内環境を健康に保つと、風邪をはじめさまざまな病気を予防できるとされています。腸内を健康に保つ善玉菌が病気の原因菌を抑制する効果があるためだと考えられています。ヨーグルトには、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が多く含まれています。また、善玉菌は継続的に摂取することが重要です。その点、ヨーグルトは手軽に摂取しやすいのでおすすめです。毎日の健康維持に、ヨーグルトを取り入れてみましょう。

参考文献

  1. [1]日本呼吸器学会. “呼吸器の病気” 日本呼吸器学会. http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=2(参照2017-06-05)
  2. [2]厚生労働省. “インフルエンザQ&A” 厚生労働省. http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html(参照2017-06-05)

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