ビフィズス菌
2018年02月06日更新 2017年12月07日公開

ビフィズス菌入り飲料の効果とおすすめの飲み方

最近ではビフィズス菌が入った飲料は、コンビニなどの身近な場所でも手軽に購入できるようになっています。ここでは、ビフィズス菌入り飲料が私たちの体にどのような効果をもたらすのか説明し、おすすめの飲み方をご紹介します。

監修医師

この記事の監修者
管理栄養士 白須結衣 先生

ビフィズス菌を含む食品を多くみかけるようになりましたが、ビフィズス菌にはどのような効果が期待できるのでしょうか。その効果と、おすすめのビフィズス菌入り飲料をご紹介いたします。

ビフィズス菌が持つ腸内環境への効果

私たちの腸内には、体によい影響を及ぼす善玉菌、腐敗産物などを作り出す悪玉菌、腸内環境によって作用が変わる中間菌など、数百種類、数にすると数百兆個以上の細菌がバランスをとって存在しています。

腸内環境によいバランスは、善玉菌が悪玉菌より優勢になっている状態とされます。しかし、不規則な生活やストレス、加齢、抗生物質の服用、脂肪の多い食事など、さまざまな原因で悪玉菌が優勢になると、腸内バランスは崩れてしまいます。近年、腸内細菌との関係が明らかになっている疾病もあり、腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランスを保つことが健康のカギとも考えられています。

ビフィズス菌は、善玉菌の代表とも言える菌です。
ビフィズス菌は乳酸や酢酸といった有機酸を生成し、悪玉菌の増殖を防いで腸内環境を整え、さまざまな生理機能を発揮します。特に、ビフィズス菌が生成する酢酸には強い殺菌力があり、悪玉菌の繁殖を抑制すると考えられています。ビフィズス菌により悪玉菌が抑制されて腸内環境が整うと、悪玉菌によって生成される腸内腐敗産物(アンモニア、インドールなど)が減少し、便秘や下痢の症状が改善されるなど、排便状態の改善につながります。

また、ビフィズス菌には免疫調節作用もあるといわれています。ビフィズス菌が免疫器官である腸管を刺激することで、感染症に対する抵抗力をつけたり、花粉症などのアレルギー症状を改善する効果が期待されています。さらに、ビフィズス菌を飲用することによる脂質代謝改善効果も報告されており、痩せやすい体質づくりにもつながると考えられています。[1]

食べ物と飲み物で効果に違いはあるのか

ビフィズス菌が含まれている商品は、ヨーグルトなどの食べ物から飲料までさまざまです。これらは固形か液体かの違いはあるものの、形状に関係なく、ある程度の効果が期待できるとされています。ただし、固形でも液体でも、過度に加熱すると菌が死滅してしまうため、加熱する場合は人肌程度を目安にしましょう。

ビフィズス菌が摂れるおすすめの飲料

それでは、手軽に購入できる、ビフィズス菌が摂取できる一般的な飲料をご紹介します。

飲むヨーグルト

飲料タイプになったヨーグルトです。ヨーグルトは、一般的には数種類の乳酸菌を発酵させて作りますが、これにビフィズス菌を添加しているものも多く市販されています。ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、毎日摂り続けることで効果が期待できるといわれるので、飲むヨーグルトはより手軽であるという点でおすすめです。

乳酸菌飲料

乳酸菌飲料とは、乳などを乳酸菌や酵母で発酵させた飲み物です。名前のとおり乳酸菌を多く含み、ビフィズス菌が含まれる商品も多くあります。コンビニなどでも手軽に購入できます。

ビフィズス菌飲料のおすすめの飲み方

より高い効果を得られるよう、飲み方のコツも覚えておきましょう。

食後がよい

ビフィズス菌は、胃酸によって死滅するデメリットがあります。食後は胃酸が薄まっているのでその影響が少なく、生きたまま腸に届きやすくなると考えられています。

オリゴ糖や食物繊維と摂取する

穀類、豆類、野菜類、果物類、海藻類に多く含まれる栄養素です。もともと腸内に生息する善玉菌の栄養となり、増殖を促す働きをするため、ビフィズス菌飲料と一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。

※オリゴ糖や食物繊維の種類と効能、多く含む食品については、『ビフィズス菌を増やす食品・食べ物』をご覧ください。

オリゴ糖は、市販品で手軽に購入することが可能ですが、有効摂取量は一日当たり2~10gです。急激に摂取量を増やすと下痢やおなかの張りなどを引き起こす可能性があるので、注意しましょう。症状が見られたときは、摂取量を減らしたり、数回に分けて摂るなど調整してください。

毎日飲み続ける

外から補ったビフィズス菌は、腸内に永久にとどまるわけではありません。一定の期間(およそ1週間)をおいて排泄されてしまいます。そのため、ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品の摂取は、習慣化することで腸内環境を整えるサポート効果が期待できます。できるだけ毎日続けて飲むことをおすすめします。

まとめ

ビフィズス菌は、腸内環境を整えるうえで重要な役割を果たす善玉菌です。ただし、一度の摂取で永久に腸内に住み続け、効果を発揮するわけではないので、毎日継続して習慣的に摂取することが大切です。続けて摂取するには、ヨーグルトなどの食べ物もいいですが、手軽に補えるという点で飲料もおすすめです。コンビニやスーパー、ドラッグストアなど、身近な場所で購入できるので、ぜひ試してみてください。

参考文献

  1. [1]公益財団法人 日本ビフィズス菌センター/腸内細菌学会 http://bifidus-fund.jp/FAQ/FAQ_04.shtml

・ビフィズス菌Q&A ビフィズス菌研究所 http://bb536.jp/qanda/

・まいにち乳 Life https://mainichi-nyuulife.com/mechanism/intestinal_flora.html

・「腸内細菌と健康」 厚生労働省 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html

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