季節の体調不良
2018年06月15日更新 2018年06月05日公開

夏風邪の緩和や予防に効果的な食べ物

体調を崩すと一年中なるおそれがある風邪。風邪は冬の風邪と夏の風邪があります。夏風邪にはどのようなものがあるのか、夏風邪を引いたときの症状や食べ物、また夏風邪がうつらないようにする対策について説明します。

監修医師

この記事の監修者
管理栄養士 栗村友紀乃 先生

夏は冷房と外気の寒暖差や、大量の発汗、夏バテなどにより体力や免疫力の低下を招きやすく、大人も子供も夏風邪にかかりやすくなります。冬の風邪とは違う夏風邪の原因や症状をご紹介するとともに、夏風邪の症状があるときに取りたい食べ物や、夏風邪を予防するのに効果的な食べ物などをご紹介します。

夏風邪とは?原因や症状、対処法

夏風邪の原因のほとんどはウイルスによるもので、高温多湿の季節も活発に働くエンテロウイルス、アデノウイルス、コクサッキーウイルスなどが代表例です。夏はまた、室内外の温度差や冷房による乾燥、夏バテや食欲不振など、体力・免疫力が低下しやすい季節でもあり、そうしたときにウイルスが体内に入り込むと、発熱や腹痛、下痢、のどの痛みなどの症状を引き起こしてしまいます。

夏風邪の原因はウイルスであることが多いため、抗生物質では治療の効きめがないといわれています。夏風邪にかかったときは安静第一とし、水分と栄養を十分に摂るようにしてください。

夏風邪の緩和に役立つ食べ物・飲み物

夏風邪を引くと体温が上がるため、大量に発汗したり、下痢を起こして脱水症状になったり、のどの痛みで食欲がなくなることもあります。夏風邪をひいたときは、下記の2点に注意して栄養補給をしてください。

水分をこまめに摂る

夏風邪によって下痢をすると体の水分が失われ、脱水症状を起こしやすくなります。暑さによりたくさん汗をかくこともあり、こまめな水分補給が大切です。

水分補給では水やお茶のほか、電解質が補える経口補水液などを飲むとよいでしょう。市販のスポーツドリンクを活用するのもよいですが、糖分を取りすぎることもあるので水で薄めるなどして工夫してください。

経口補水液は市販もされていますが、水1リットルに対して砂糖40g(大さじ4と1/2杯)と塩3g(小さじ1/2杯)を加えて手作りすることもできます。レモンやグレープフルーツなどの果汁や、黒酢・りんご酢などを加えてもよいでしょう。

食事ではおかゆ、野菜スープ、ゼリー飲料など、水分の多いものから栄養を摂るのがよいでしょう。

高熱やのどの痛みがあるときの食事

味の濃いものや熱いもの、辛いもの、酸味のあるもの、硬いものなど、のどに負担のかかるような食べ物は避け、冷たいものやのどごしのいいものを食べることをおすすめします。

たとえば、消化によいおかゆやうどん、タンパク質が摂れる豆腐や白身魚、口あたりのよいアイスクリームや、すりおろしたリンゴなどもおすすめです。

ただし、熱があるからといって冷たいものを食べ過ぎてしまうと、かえっておなかを壊す原因になるので注意してください。

夏風邪を予防する食べ物とは

日ごろから体力をつけたり免疫力をキープして、夏風邪にかからないことが何よりも大切です。手洗いやうがいを習慣にすることでウイルスの侵入を防ぐとともに、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。ここでは体力を維持していく食事について説明します。

体力や免疫力の維持に役立つ食べ物

体を温めて代謝アップに役立つショウガや、疲労回復効果のあるにんにくなどを料理に積極的に活用し、体力維持につとめましょう。トマトやナス、きゅうりやかぼちゃなど旬の夏野菜もビタミン・ミネラルを豊富に含んでおり、食欲の落ちる夏にたくさんとりたい食材です。

また、ニンジンやビタミンを多く含む緑黄色野菜は、βカロテンが豊富に含まれているため抗酸化作用があります。抗酸化物質は有害な活性酸素から体を守る働きがあります。肉や魚は良質なタンパク質源で、体を作る材料となります。毎食欠かさず食べるようにし、バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。

また、食事だけではなく、早寝早起き、十分な休養、適度な運動をとり入れることも大切です。

ヨーグルトなど発酵食品もおすすめ

夏風邪予防には、チーズやヨーグルトなどの発酵食品もおすすめです。発酵食品に多く含まれる酵素が消化や吸収の働きをサポートしてくれるほか、乳酸菌が腸内環境を整え、免疫機能を高めてくれます。

日本食で言うと納豆やぬか漬けなども発酵食品です。ただし、発酵食品のなかには塩分が多い食品もあるので、食べ過ぎに注意してください。

まとめ

夏は気温の変化や発汗、食欲不振などで体力が低下することがあり、そんなときにウイルスに感染して夏風邪に見舞われることがあります。

夏風邪を引いたときには水分と休息を十分にとり、体力を回復させることが大切です。食事面では、水分の多いものや、やわらかいもの、のどごしのいいものを食べるようにしましょう。また、日頃から抵抗力をつけるために、生姜など体を温める食べ物や、抗酸化作用のある野菜をしっかりとり、免疫力を維持するように心がけましょう。

ヨーグルトや納豆などの発酵食品を積極的にとり、腸内細菌を整えることも大切です。あわせて睡眠、運動もとり入れて健康的な毎日を送りましょう。

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