ニキビ・肌荒れ
2018年06月28日更新 2018年06月29日公開

口内炎を治す・改善するのに効果的な食べ物

舌、歯茎、唇や頬の内側にできる口内炎の経験は、どなたもお持ちかもしれません。ごはんが美味しく食べられずやっかいなものです。ここでは、口内炎の原因や症状を解説し、その改善に役立つ栄養素や食べ物、食事の工夫について紹介します。

監修医師

この記事の監修者
管理栄養士 中川明子

口内炎

口内炎とは、口の中の粘膜や歯ぐき・舌などにできる炎症のことです。疲れやストレス、睡眠不足や栄養不足で発生する「アフタ性口内炎」をはじめ、ウイルスや細菌に感染することでできるもの、入れ歯・矯正器具などの物理的刺激によって起こるものなど、さまざまなタイプがあります。

口内炎ができると痛みや出血、ただれ、腫れなどをともない、食べ物や飲み物がしみたり飲み込みにくくなったりするので、食事を楽しめなくなります。一度できてしまうととても気になる口内炎ですが、どのような栄養素が口内炎を治すのに役立つのか、食事の工夫と合わせてご紹介します。

口内炎の予防・改善に役立つ栄養素や食べ物

食事の栄養バランスが偏っていたり、過労や睡眠不足などで全身の健康状態が悪かったりすると、口内炎ができやすくなります。食事では、タンパク質や野菜を揃えて栄養バランスを意識するようしましょう。

ここでは、口内炎の予防・改善に直接役立つビタミンB群と、抵抗力をアップさせるビタミンA・Cについて、その働きと多く含まれる食べ物をご紹介します[1]。

ビタミンA
働き:皮膚や粘膜を正常に保つ
多く含む食べ物:レバー・うなぎ・ニンジン・かぼちゃ・ほうれん草など
ビタミンB2
働き:皮膚や粘膜、髪、爪の健康を維持する
多く含む食べ物:レバー・うなぎ・牛乳・納豆など
ビタミンB6
働き:免疫機能の維持をサポートし、皮膚炎を予防
多く含む食べ物:カツオ・マグロ・サケ・サンマ・サバ・バナナなど
ビタミンC
働き:コラーゲンの合成にかかわり、皮膚や粘膜の健康を維持
多く含む食べ物:菜の花・赤ピーマン・芽キャベツ・ブロッコリー・柿など

口内炎があるときの食事の工夫

口内炎があると、食べ物や飲み物がしみたり、飲み込みにくくなります。炎症のある部分に刺激の強いものが触れると、症状が悪化して治るのに時間がかかってしまうこともあります。しかし、口内炎の改善には十分な栄養補給が大切です。食事中の口内炎のつらさを少しでも和らげるには、どのような工夫をしたらよいのでしょうか。

刺激の少ない食材や調理方法を選ぶ

みそ汁・根菜類の煮物・酢の物など、熱いもの・硬いもの・刺激の強いものを口にするのは躊躇しますよね。薄味にする、冷ます、やわらかくなめらかに仕上げる・とろみをつける・小さく切るなど調理の工夫で食べやすくなります。口あたりのよい食材として、豆腐・納豆・ヨーグルト・牛乳などはおすすめです。

レバーとほうれん草の炒め物、ニンジンのグラッセ、かぼちゃの煮物、ほうれん草の白和え、緑黄色野菜たっぷりのクリームシチューは、ビタミン類をたっぷり摂れるうえ、刺激が少なく食べやすいでしょう。

うなぎは、たれがしみるかもしれません。名古屋で食べられるひつまぶしのように、出汁で食べるのはいかがでしょうか。納豆も、しょうゆで食べるのは口内炎にはつらいかもしれません。北海道の一部では違和感なく食べる人もいる「納豆とお砂糖」の組み合わせはどうでしょうか。お砂糖と少量の納豆のたれなら、刺激がマイルドになり口内炎ができていても食べやすくなります。

ビタミンB6の食材リストには、お刺身にすると美味しそうな魚が並んでいますが、しょうゆで食べるのはちょっと勇気がいります。バジルやアボカドとオリーブオイルでソースを作って、カルパッチョ風にしてみましょう。塩味は控えてバターソテーにして、冷ましてから食べるのもよいでしょう。バナナは、口内炎にもやさしい果物として問題なく食べられます。

こまめに水分を補う

唾液の分泌不足で口の中が乾いていると、細菌が繁殖して口内炎ができやすくなります。ペットボトルを持ち歩いてこまめに水を飲んだり、スープやシチューなど水分の多い食事をとることは、口内炎の改善に役立ちます。

避けたい食べ物や食事

刺激が強いもの、ざらざらして乾いた食べ物、口腔内に貼りつくもの、塩・こしょうなど香辛料の入ったものは避けたい食べ物です。カレーライス、キムチ、酢の物や酸味のつよい果物、クラッカー、ナッツ、せんべいといった食べ物は、口内炎ができているときは、想像するだけで「痛み」を覚えるかもしれません。

まとめ|口腔内を清潔に保つことも大切

口内炎は、かぜや疲れなど免疫力が落ちているときにできやすいものです。生活リズムを整え、日ごろから十分に休息や栄養をとるようにしましょう。

口内炎ができていると食事が苦痛になりますが、食材の選び方、味付けなど調理の工夫で患部に刺激を与えないようにすれば、つらさを和らげることができます。栄養バランスのよい食事を心がけるとともに、粘膜を健康に保つビタミンA、B群、Cを積極的に摂るようにしましょう。

また、日ごろから丁寧な歯磨きで口の中を清潔に保ち、うがいや水分補給で口腔内を保湿することも、口内炎の予防になります。

参考文献

  1. [1]則岡孝子(横浜創英短期大学教授 管理栄養士). 栄養成分の事典. 新星出版社 2007;36-63

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